テーブル余白

昭和21年~昭和25年


【昭和21年度】
 <チーム紹介>
 スタート時のメンバーは投手広瀬、捕手紺野、1塁手山田、2塁手菅野、3塁手新谷、遊撃手光家左翼手宮崎、中堅手末永、右翼手吉田と全員5年生で先発し、後で外野に根本、富沢、内野に4年生の武岡らが入ってきた。先ず投手の広瀬、この広瀬なくしてはこのチームは存在し得なかった。県下で一、二を争う名投手と評された。捕手は後で吉田に替わり、紺野は外野に回った。吉田は元々柔道部の選手で体がずば抜けて大きく相手に威圧感を与えていた。内野は光家を中心によくまとまっており堅守を誇っていた。外野も良く走り良く守った。特別な長距離打者はいなかったが、皆確実な好打者でチャンスを逃さず得点するというコンパクトな好チームであった。監督は光家の長兄の源助さん、戦前からこの地区で有名な人であった。
 <大会の記録>
 ◆第28回全国中等学校野球福島県大会
    1回戦
      石川中 000 000| 2 
      双葉中 622 34X|17   (7回コールド)
    2回戦
      双葉中 2 - 4 白河中 
 <部員>
広瀬推一 吉田正男 ◎山田均 菅野幸雄 新谷芳昭
光家宜良 宮崎正朔 末永光明 紺野幹夫 富沢孝
 <部長>
志賀 浩作
 <監督>
光家 源助 

【昭和22年度】
 <チーム紹介>
 復活2年目の我々は、前のチームが投手を中心にしっかりとまとまっていたのにくらべて見劣りがした。新チームは野球を始めて2年目の者が大部分で見様見真似でチームらしきものができたというのが正しいところだった。しかし、寒風にさらされての軍事教練、猛暑のなか細谷海岸の陣地造りと違って、生きる喜びに満ちていた。前年から始まった甲子園大会も我々にとっては絵空事で、試合で9イニングを相手チームと互角に戦えるようになりたいというのが願いだった。根気強く指導してくれた先輩の期待にかかわらず、浜通りの磐中・平工・相中・相商(原高)に一度も勝てなかった。
 <大会の記録>
  ◆第29回全国中等学校野球福島県大会
    1回戦
      双葉中 100 001 000|2 
      郡山商 200 110 00X|4 
 <部員>
村田真一 山田博 佐々木孝夫
 <部長・監督>
松本 信一郎

【昭和23年度】
 <チーム紹介>
 <大会の記録>
  ◆第30回全国高校球選手権福島県大会
    1回戦
      会 津 000 000 0| 0 
      双 葉 102 210 4|10   (7回コールド)
    2回戦
      川 俣 000 001 0| 1
      双 葉 010 572 X|15   (7回コールド)
    3回線
      双 葉  000 000 020|2
      喜多方商 000 000 100|1
    準決勝
      双 葉 000 110 000|2
      福島商 000 000 04X|4

  ◆第30回全国高校球選手権東北大会
    1回戦
      双 葉 000 000 002|2
      山形二 010 100 50X|7
 <部員>
石川重夫 ◎武岡文雄
 <部長・監督>
松本 信一郎

【昭和24年度】
 <チーム紹介>
 <大会の記録>
  ◆第1回春季高校野球県大会 (地区代表 原町)

  ◆第31回全国高校球選手権福島県大会
    1回戦
      双 葉 103 112 2|10 
      白河農 000 000 0| 0   (7回コールド)
    2回戦
      双 葉 322 420 8|21
      相 馬 000 101 0| 2   (7回コールド)
    3回戦
      会津農 000 000| 0
      双 葉 244 11X|21   (5回コールド)
    4回戦
      双 葉 230 600 0|11
      田 村 000 000 0| 0   (7回コールド)
    準決勝
      川 俣 000 000 302| 5
      双 葉 101 109 00X|12
    決 勝
      福島商 311 300 311|13
      双 葉 060 000 100| 7

  ◆第31回全国高校球選手権東北大会
    1回戦
      双 葉 3 - 2 山形商
    準決勝
      東 北 100 000 000|1
      双 葉 000 000 000|0
 <部員>
木幡喜久治 半谷猛昌 志賀俊道 ◎松本孝志 原弘
 <部長・監督>
松本 信一郎

【昭和25年度】
 <チーム紹介>
 本原稿を書くにあたり「戦いの軌跡」に目を通した。遠き青春時代の双高野球部(在籍6年)の血と汗の貴重な記録に涙が落ちた。
 今は亡き多くの球友に心から感謝し「投攻守」そろった素晴らしいチームであり、”双高野球部の強き伝統を築いた”と書きます。
 <大会の記録>
  ◆第1回秋季高校野球県大会 (地区代表 相馬)

  ◆第2回春季高校野球県大会
    1回戦
      安 積 000 000 000|0
      双 葉 000 007 20X|9
    準決勝
      福 島 000 001 100|2
      双 葉 000 300 20X|5
    決勝
      磐 城 100 102 021| 7
      双 葉 150 112 30X|13   (初優勝)

  ◆第32回全国高校球選手権福島県大会
    2回戦
      郡山商 010 000 102|4
      双 葉 300 000 002|5
    3回戦
      福 島 110 002 100|5
      双 葉 000 300 03X|6
    準決勝
      双 葉 013 000 210|7
      郡山工 000 020 204|8
 <部員>
◎鈴木隆雄 菅野弘 神田敏喜 村井信仁 松本正利 植田芳之
稲毛栄三 村山喜彦 谷地智 小野正弘 井戸川(佐藤)妙
 <部長・監督>
松本 信一郎

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