テーブル余白

昭和51年~昭和55年


【昭和51年度】
 <チーム紹介>
 中学3年の夏、甲子園初出場(現監督松本伸哉さんたち)を目にし、夢と希望を胸に私たちは野球部に入部した。新チームになり「二度目の甲子園を自分たちで」と、矢渡、鴫原の県内屈指のバッテリーを擁し、秋季県大会で準優勝。春季大会は、福島商業の斉藤、三浦(阪急=現オリックス、ドラフト2位)MAX140コンビの豪速球に0対1で惜敗。勝負の夏、第3シードで臨む。秋からの連投でエース矢渡は肩に不安を抱え、本来の投球は不可能ととなっていた。それでも、春の選抜甲子園出場のの学法石川(春季東北大会優勝)と第1シード福島商業(春季県大会優勝)の2校を倒し、「甲子園」の思いは強かった。
 打線も、1番鎌田、2番渡辺(信)の俊足コンビから、強打の池田・鴫原・矢渡のクリーンアップと、近年にないバランスのとれたチーム。守りも上野・佐藤の二遊間を中心に安定していた。もちろん合い言葉は「甲子園」で最後の夏に向かった。結局、湯本、福島、勿来工業、学法石川と4連投した矢渡が学法打線につかまり、思わぬ大敗で私たちの夏は終わった。
<大会の記録>
 ◆第27回秋季高校野球県大会
   1回戦
     喜多方商 000 100 000|1
     双 葉   100 022 10×|6
   2回戦
     双 葉  300 002 100|6
     日大東北 000 000 000|0
   準決勝
     保 原 000 002 000|2
     双 葉 160 000 20×|9
   決勝
     学法石川 200 020 002|6
     双 葉  000 000 000|0

 ◆第28回春季高校野球県大会
   1回戦
     双 葉 000 000 000|0
     福島商 000 100 00×|1

 ◆第58回全国高校球選手権福島県大会
   2回戦
     湯 本 001 000 000|1
     双 葉 010 340 00×|8
   3回戦
     福 島 000 100 1| 2
     双 葉 202 111 3|10
      (7回コールド)
   4回戦
     勿来工 000 000 014 00|5
     双 葉 101 000 201 01|6
       (延長11回)
   準決勝
     学法石川 531 000 002|11
     双 葉  000 000 000| 0
 <部員>
矢渡 進  ◎鴫原 弘昌  池田 達郎  吽野(上野)幸志  渡辺英之
鎌田 典敏  佐藤 一也  古山  隆雄  渡辺 信一  渡辺 英樹
梅田 善幸  大曲 恒秋
 <部長>
r木幡 喜久治
 <監督>
渡辺 善行

【昭和52年度】
 <チーム紹介>
 私たちは3年生が5人と少なかったが、エース安井を中心に、セカンド杉本、ショート栃本、レフト服部、そして名サードコーチャー阿久津が一丸となって、練習に試合に必死になって頑張ったチームであった。
 特に目立つ選手がいる訳ではないが、人数が少なかった分、ノックを受ける数は多く、華麗とは言えないが、守りのチームが出来上がったと思う。攻撃は、バントを絡めコツコツと1点を取りに行く、相手にとって嫌がられるような特徴があった。
 春の県大会ベスト4が最高で、実績は残せなかったが3年間一緒に頑張った仲間が今でも一丸となっている我らにとって最高のチームである。
 <大会の記録>
  ◆第28回秋季高校野球県大会
    1回戦
      双 葉 000 000 000|0
      郡山商 122 100 00×|6

  ◆第29回春季高校野球県大会
    1回戦
      双 葉 110 010 004|7
      勿 来 003 000 000|3
    準決勝
      安積商 000 010 031|5
      双 葉 200 000 200|4

  ◆第59回全国高校球選手権福島県大会
    1回戦
      双 葉  020 002 000|4
      二本松工 010 000 000|1
    2回戦
      双 葉 102 000 000|3
      安 積 010 000 003|4
 <部員>
◎安井 利光  杉本 有司  栃本 政一  服部 芳裕  阿久津 泰基
  鈴木(坪井)清美
 <部長>
関根 真司
 <監督>
渡辺 善行

【昭和53年度】
 <チーム紹介>
 チームカラーは、一言で言えば、個性豊かと言うより「個性が強い」チームでした。気持ちが乗れば一気にたたみかける力があり、口うるさいチームには口でも負けませんでした。
 新人戦準優勝、春ベスト4と、県内でも強豪高の一つだったと思います。
 最後に、我がチームが自負している事は、常に妥協を許さなかった事です。特に、練習中「いい加減なプレー」をしたら、全員で叱る事が出来たチームです。常に真剣に取り組む姿勢をいつも心掛けていたものでした。
 <大会の記録>
  ◆第29回秋季高校野球県大会
    1回戦
      猪苗代 010 000 010 |2
      双 葉  000 310 10×|5
    2回戦
      双 葉  002 100 000|3
      学法石川 000 020 000|2
    準決勝
      安積商 010 000 000 |1
      双 葉  400 000 00×|4
    決勝
      双 葉  000 100 000|1
      勿来工 002 060 00×|8

  ◆第30回春季高校野球県大会
    1回戦
      白農工 000 010 000 |1
      双 葉  200 000 00×|2
    準決勝
      双 葉 000 100 0 | 1
      勿来工 430 102 ×|10
       (7回コールド)

  ◆第60回全国高校球選手権福島県大会
    2回戦
      学法石川 203 001 000|6
      双 葉  001 011 200|5
 <部員>
伊藤 勝則  川見 重行  吉田 恒良  高野 正美  井戸川 寿義
大泉 正徳  原 敏明  ◎小野田(熊田)政浩  松本(猪狩)則子
高野(吉田)教子
 <部長>
関根 真司
 <監督>
横田 誠樹

【昭和54年度】
 <チーム紹介>
 前年が第2シード、翌年が第1シードと強い双葉のはざまの年であった。又、監督が3年間で3回も交代するなど激動の年代でもあった。
 傑出した選手はいないが、攻守ともまとまった好チーム。エース渡辺秀は伸びのある直球とカーブ、シュートが武器。課題はスタミナで連日の走りこみで克服を図っている。打線は4割を打つ1番坂本進をはじめ上位はかなりの得点力を持つ。センターにに打ち返すバッティングに徹し全員野球で得点を積み重ねていく。守備はセンターの矢馳を中心に堅実で、ノーシードではあったが、シード高との差もわずかで甲子園を十分狙える位置にいた。
 <大会の記録>
  ◆第30回秋季高校野球県大会
    1回戦
      白 河 000 031 000|4
      双 葉 000 000 001|1

  ◆第31回春季高校野球県大会 (地区代表 小高工)

  ◆第61回全国高校球選手権福島県大会
    2回戦
      須賀川 100 011 001 000 0|4
      双 葉 000 000 022 000 0|4
             (延長13回 日没のため再試合)
    2回戦(再試合)
      須賀川 001 301 021|8
      双 葉 100 120 000|4
 <部員>
渡辺 秀幸  坂本 章  坪倉 正容  ◎坂本 進  根本 昇  矢馳 潤
高倉 洋尚  田中 清人  高野 賀代子
 <部長>
関根 真司
 <監督>
横田 誠樹

【昭和55年度】
 <チーム紹介>
 我々のチームは新チームを結成以来、県内の公式戦では負けなし。そして2回目の甲子園では初勝利をあげ、校歌を歌うことができた。戦績だけを見れば確かに強いチームだと言える。でも、自分達が強いと意識したことは一度もなかったと思う。ただ「勝てる」とは思わなくても「負ける気がしなかった」チームだ。主将でエースの遠藤、副主将の中島、セカンド大塚、ショート石田、レフト太田、センター加藤、ライト渡辺、みんなが普段通りの「野球」を心がけた結果、「負ける気がしない」という不思議な力を持った素晴らしいチームになった。そんなチームの一員でいたことを、我々同級生全員誇りに思い、一生の宝物として大切にしていきたい。
 <大会の記録>
  ◆第31回秋季高校野球県大会
    1回戦
      双 葉  002 200 033|10
      学法石川 000 020 000| 2
    準々決勝
      双 葉 000 000 010|1
      湯 本 000 000 000|0
    準決勝
      双 葉 206 000 000|8
      安積商 004 000 000|4
    決勝
      双 葉  000 102 000|3
      勿来工 000 000 000|0
           (5度目の優勝)

  ◆第32回東北六県高校野球秋季野球大会
    1回戦
      五所農  001 000 000|1
      双 葉  000 000 000|0

  ◆第32回春季高校野球県大会
    1回戦
      勿 来 000 000 000|0
      双 葉 000 001 00×|1
    準決勝
      福島商 110 010 000 |3
      双 葉  001 003 00×|4
    決勝
      安積商 000 000 303 |6
      双 葉  301 120 00×|8
           (6度目の優勝)

  ◆第27回東北六県春季大会
    1回戦
      盛岡三 000 300 000 |3
      双 葉  011 002 00×|4
    準決勝
      福 岡 000 010 040|5
      双 葉 000 001 000|1

  ◆第62回全国高校球選手権福島県大会
    2回戦
      勿来工  000 010 0|1
      双 葉  000 510 3|9
          (7回コールド)
    3回戦
      小 野 000 000 000|0
      双 葉 103 002 10×|7
    4回戦
      双 葉 000 000 000 000 000 001|1
      会津工 000 000 000 000 000 000|0
              (延長18回)
    準々決勝
      双 葉 000 200 000|2
      棚 倉 100 000 000|1
    準決勝
      磐 城 000 000 001|1
      双 葉 000 100 01×|2
    決勝
      双 葉  000 110 106|9
      学法石川 000 000 000|0
      (2度目の優勝 全国大会出場権を獲得)

  ◆第62回全国高校球選手権大会
    1回戦
      川内実 001 000 000 |1
      双 葉  000 000 03×|3
    2回戦
      札幌商 000 130 030|7
      双 葉  200 201 000|5
 <部員>
◎遠藤 正義  中島 太二  石田 幸大  太田 裕行  大塚 信行
  加藤 友清  渡辺 恭博
 <部長>
松本 貞男
 <監督>
横田 誠樹

テーブル余白